2015/01/06

23 荒神舞(こうじんまい)

伊奘諾尊・伊奘冉尊二柱の夫婦の神は、日本の国土を固め、
神や人を生み山川草木を生み、動物を飼いならし安住楽土を築こうと努力しましたが、
火を用いることを知らないために、他の動物と同じ生食となり、
病気が多く死亡する国民も数多くありました。

そこで、火を司る軻遇突智(かぐつち)を生みましたが、
妻の伊奘冉尊は身体を焼かれてしまいました。
火は平和に、大切に用いると人のために大きな恵みとなりますが、
悪用したり粗末に扱うと何物も焼き尽くしてしまいます。

この神楽は火の神、軻遇突智またの名を火産霊神(ほむすびのかみ)が
自らをおさめる鎮火と、火防(ひぶせ)の霊力を舞に表現したものです。
地舞に太刀二還刀が入り軽快な舞です。


雄勝法印神楽 演目

01 初矢(しょや)
02 両天(りょうてん)
03 三天(さんてん)
04 四天(してん)
05 宇賀玉(うがたま)
06 岩戸開(いわどびらき)
07 叢雲(むらくも)
08 魔王退治(まおうたいじ)
09 五矢(ごや)
10 鬼門(きもん)
11 道祖(どうそ)
12 所望分(しょもうわけ)
13 蛭児(ひるこ)
14 笹結(ささむすび)
15 橋引(はしひき)
16 醜女退治(きじょたいじ)
17 空所(くうしょ)
18 順唄 (じゅんばい) 
19 日本武尊(やまとたけるのみこと)
20 白露(はくろ)
21 釣弓(ちきゅう)
22 産屋(うぶや) 
23 荒神舞(こうじんまい)
24 二之矢(にのや)
25 普照(ふしょう)
26 湯之父(ゆのちち)
27 国譲(こくじょう)
28 獅子(しし)