この神楽も国生み・国造りの神話から仕組んだ舞である。
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)
二柱の神がはじめて夫婦の道を確立されました。
山には木の神を配し育て、金を司る神、水を支配する神、
土を支配する神などを育みましたが、人々が生活し、
栄えるためには「火」を用いる事だと考えて火の神を生むことにしました。
伊邪那美命が身ごもり火の神を生みますと、
悲しくも母親の伊邪那美命を焼き殺してしまいました。
父、伊邪那岐命は嘆き怒り、生まれたばかりの火の神、
火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ;加具土命)を惨殺してしまいました。
ところが、伊邪那岐命の用いた剣の先から血がほとばしって凝り固まり、
磐裂神(イワサクノカミ)・根裂神(ネサクノカミ)という二柱の神が生まれました。
この神は岬や沢合いとかの村々、里々の境を守る神といわれています。
雄勝法印神楽 演目
01 初矢(しょや)
02 両天(りょうてん)
03 三天(さんてん)
04 四天(してん)
05 宇賀玉(うがたま)
06 岩戸開(いわどびらき)
07 叢雲(むらくも)
08 魔王退治(まおうたいじ)
09 五矢(ごや)
10 鬼門(きもん)
11 道祖(どうそ)
12 所望分(しょもうわけ)
13 蛭児(ひるこ)
14 笹結(ささむすび)
15 橋引(はしひき)
16 醜女退治(きじょたいじ)
17 空所(くうしょ)
18 順唄 (じゅんばい)
19 日本武尊(やまとたけるのみこと)
20 白露(はくろ)
21 釣弓(ちきゅう)
22 産屋(うぶや)
23 荒神舞(こうじんまい)
24 二之矢(にのや)
25 普照(ふしょう)
26 湯之父(ゆのちち)
27 国譲(こくじょう)
28 獅子(しし)