この神楽は神皇第十二代、景行天皇の皇子、
小碓尊(おうすのみこと)の物語を舞にしたものです。
素戔嗚尊が出雲国、須賀の里で八岐大蛇を退治し、
尾から取り出した宝剣を「天の叢雲」と名付けて熱田神宮に祀りました。
ところが小碓命すなわち日本武尊に恨みを抱く魔女が、大山祇神の娘、
磐長姫に化身し、熱田神宮から叢雲の剣を盗み出し、
日本武尊に罪を負わせようとしました。
これを知った尊はこの魔女を退治し、
宝剣を取り戻して再び熱田神宮に納めるという舞です。
雄勝法印神楽 演目
01 初矢(しょや)
02 両天(りょうてん)
03 三天(さんてん)
04 四天(してん)
05 宇賀玉(うがたま)
06 岩戸開(いわどびらき)
07 叢雲(むらくも)
08 魔王退治(まおうたいじ)
09 五矢(ごや)
10 鬼門(きもん)
11 道祖(どうそ)
12 所望分(しょもうわけ)
13 蛭児(ひるこ)
14 笹結(ささむすび)
15 橋引(はしひき)
16 醜女退治(きじょたいじ)
17 空所(くうしょ)
18 順唄 (じゅんばい)
19 日本武尊(やまとたけるのみこと)
20 白露(はくろ)
21 釣弓(ちきゅう)
22 産屋(うぶや)
23 荒神舞(こうじんまい)
24 二之矢(にのや)
25 普照(ふしょう)
26 湯之父(ゆのちち)
27 国譲(こくじょう)
28 獅子(しし)