2015/01/10

19 日本武尊(やまとたけるのみこと)

この神楽は神皇第十二代、景行天皇の皇子、
小碓尊(おうすのみこと)の物語を舞にしたものです。

素戔嗚尊が出雲国、須賀の里で八岐大蛇を退治し、
尾から取り出した宝剣を「天の叢雲」と名付けて熱田神宮に祀りました。
ところが小碓命すなわち日本武尊に恨みを抱く魔女が、大山祇神の娘、
磐長姫に化身し、熱田神宮から叢雲の剣を盗み出し、
日本武尊に罪を負わせようとしました。

これを知った尊はこの魔女を退治し、
宝剣を取り戻して再び熱田神宮に納めるという舞です。


雄勝法印神楽 演目

01 初矢(しょや)
02 両天(りょうてん)
03 三天(さんてん)
04 四天(してん)
05 宇賀玉(うがたま)
06 岩戸開(いわどびらき)
07 叢雲(むらくも)
08 魔王退治(まおうたいじ)
09 五矢(ごや)
10 鬼門(きもん)
11 道祖(どうそ)
12 所望分(しょもうわけ)
13 蛭児(ひるこ)
14 笹結(ささむすび)
15 橋引(はしひき)
16 醜女退治(きじょたいじ)
17 空所(くうしょ)
18 順唄 (じゅんばい) 
19 日本武尊(やまとたけるのみこと)
20 白露(はくろ)
21 釣弓(ちきゅう)
22 産屋(うぶや) 
23 荒神舞(こうじんまい)
24 二之矢(にのや)
25 普照(ふしょう)
26 湯之父(ゆのちち)
27 国譲(こくじょう)
28 獅子(しし)

2015/01/08

21 鉤弓(ちきゅう)

本神楽の中で最も劇的で長時間を要し、道化あり、兄弟の争いあり、
そして和合し結ばれていく神々の恋愛を優雅に仕組み、
秋の夜長の夜神楽の、その舞姿は夢を見ているようです。

天孫、瓊瓊杵尊は、天照大神のご命令で日向の高千穂の峯に天降られ、
この地方の主である大山祇神(おおやまずみのかみ)の娘、
木花之開耶姫(このはなのさくやひめ)と結婚し、三人の男子を産みました。

長男を火闌降命(ほのすそりのみこと)、
次男を彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)三男は火明命といいました。

長男と次男の二人の御子は長じて兄は海を治め「海幸彦」と、
次男は山を納め「山幸彦」といわれました。

ある日二人はお互いの持ち物を交換して楽しみ遊ぶことになりました。
弟の彦火火出見尊は兄から釣竿を借り、喜んで釣りをしましたが、
なれぬ事とて一尾の魚も釣れず、ついには鉤(つりばり)を取られてしまいました。
弟は自分の立派な剣を潰し、たくさんの鉤を作り兄命に返しましたが、
元の鉤で返せと受け取ってくれません。困り果てた弟が思案に暮れていると、
一人の翁が龍宮に行けば分かるかもしれないと教えてくれました。
弟尊は龍宮に着き海神(わたつみのかみ)の娘豊玉姫と結婚し、
三年が三日に感ずる楽しい日々を送りましたが、鉤も見つかり、
兄に返すため本土に帰ることになりました。
姫は、あなたの兄は大変根性の悪いかたのようなので、
鉤を返すときは呪文を唱えて渡すこと。
また兄が許さないときには満珠(まんじゅ)・干珠(かんじゅ)の珠を使い分け、
兄命を改心させるよう話し宝珠を授けました。

尊は本土に帰り、兄命に鉤を返し、兄も改心しここに兄弟の和合が成立しました。


雄勝法印神楽 演目

01 初矢(しょや)
02 両天(りょうてん)
03 三天(さんてん)
04 四天(してん)
05 宇賀玉(うがたま)
06 岩戸開(いわどびらき)
07 叢雲(むらくも)
08 魔王退治(まおうたいじ)
09 五矢(ごや)
10 鬼門(きもん)
11 道祖(どうそ)
12 所望分(しょもうわけ)
13 蛭児(ひるこ)
14 笹結(ささむすび)
15 橋引(はしひき)
16 醜女退治(きじょたいじ)
17 空所(くうしょ)
18 順唄 (じゅんばい) 
19 日本武尊(やまとたけるのみこと)
20 白露(はくろ)
21 釣弓(ちきゅう)
22 産屋(うぶや) 
23 荒神舞(こうじんまい)
24 二之矢(にのや)
25 普照(ふしょう)
26 湯之父(ゆのちち)
27 国譲(こくじょう)
28 獅子(しし)

2015/01/07

22 産屋(うぶや)

天尊、彦火火出見尊が海神宮(わたつみや)(龍宮)の娘豊玉姫と結婚して、
姫は胎(みごも)りました。
この御子が男子であれば日本の王となる者なので龍宮で生まず、
本土へきて生むように約束して尊は本土に帰りました。
豊玉姫は産み月となり本土は渡ってきたので、
尊は喜んで九州の海岸に鵜の鳥の羽で屋根を葺き産屋を造りました。
豊玉姫は「私は龍神であり龍宮には龍宮のしきたりがあるのでその作法で生みますから、
産屋の中は決して見ないでください。」
と言って産屋に入りました。

見るなと言われれば見たくなるのが人情で、尊がそっと産屋を覗いて見ると、
姫は龍神蛇体となり中に玉のような男の子が生まれておりました。
尊は、豊玉姫は龍神の化身であったかと驚き、産屋を打ち破り、
皇子を救うという舞です。


雄勝法印神楽 演目

01 初矢(しょや)
02 両天(りょうてん)
03 三天(さんてん)
04 四天(してん)
05 宇賀玉(うがたま)
06 岩戸開(いわどびらき)
07 叢雲(むらくも)
08 魔王退治(まおうたいじ)
09 五矢(ごや)
10 鬼門(きもん)
11 道祖(どうそ)
12 所望分(しょもうわけ)
13 蛭児(ひるこ)
14 笹結(ささむすび)
15 橋引(はしひき)
16 醜女退治(きじょたいじ)
17 空所(くうしょ)
18 順唄 (じゅんばい) 
19 日本武尊(やまとたけるのみこと)
20 白露(はくろ)
21 釣弓(ちきゅう)
22 産屋(うぶや) 
23 荒神舞(こうじんまい)
24 二之矢(にのや)
25 普照(ふしょう)
26 湯之父(ゆのちち)
27 国譲(こくじょう)
28 獅子(しし)

2015/01/06

23 荒神舞(こうじんまい)

伊奘諾尊・伊奘冉尊二柱の夫婦の神は、日本の国土を固め、
神や人を生み山川草木を生み、動物を飼いならし安住楽土を築こうと努力しましたが、
火を用いることを知らないために、他の動物と同じ生食となり、
病気が多く死亡する国民も数多くありました。

そこで、火を司る軻遇突智(かぐつち)を生みましたが、
妻の伊奘冉尊は身体を焼かれてしまいました。
火は平和に、大切に用いると人のために大きな恵みとなりますが、
悪用したり粗末に扱うと何物も焼き尽くしてしまいます。

この神楽は火の神、軻遇突智またの名を火産霊神(ほむすびのかみ)が
自らをおさめる鎮火と、火防(ひぶせ)の霊力を舞に表現したものです。
地舞に太刀二還刀が入り軽快な舞です。


雄勝法印神楽 演目

01 初矢(しょや)
02 両天(りょうてん)
03 三天(さんてん)
04 四天(してん)
05 宇賀玉(うがたま)
06 岩戸開(いわどびらき)
07 叢雲(むらくも)
08 魔王退治(まおうたいじ)
09 五矢(ごや)
10 鬼門(きもん)
11 道祖(どうそ)
12 所望分(しょもうわけ)
13 蛭児(ひるこ)
14 笹結(ささむすび)
15 橋引(はしひき)
16 醜女退治(きじょたいじ)
17 空所(くうしょ)
18 順唄 (じゅんばい) 
19 日本武尊(やまとたけるのみこと)
20 白露(はくろ)
21 釣弓(ちきゅう)
22 産屋(うぶや) 
23 荒神舞(こうじんまい)
24 二之矢(にのや)
25 普照(ふしょう)
26 湯之父(ゆのちち)
27 国譲(こくじょう)
28 獅子(しし)